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ケイ素

[蟷螂の斧] - Doubletのちょっとピンボケ

水溶性ケイ素って、売っているのってものすごく高いんですね。

びっくりしますた。

ペットボトル2リットルの水にケイ素が溶け込んでいる(?)もので、2諭吉もするんです。

水商売だなあ。

そんなにケイ素が欲しければ、石喰えばいいじゃん、と言いたいのですが、それは抵抗がある方も多いでしょうから、ケイ素の多い食品紹介。

おからです。

脊椎動物は基本的にケイ素を取り入れて構造材にはしないんですが、植物はケイ素を使うものも多いです。

トクサとか、イネの籾殻とかにはいっぱい入っています。

で、オカラなんですが、乾燥重量 100 に対して有機物は 91、ケイ素(元素として) 3.2 も入ってます。かなりありますよ。5% ぐらいケイ酸が入っている勘定になります。

これなら安いし、生理活性(あるとは思えないんだけど)も高い形で入っているでしょう。

豆腐もけっこう無機分が多くて、乾燥体に対して 4.4% の灰が取れるそうです。

かなりの量がニガリ由来のマグネシウム塩でしょうが、ろ過の効率を考えるとケイ素も多く含まれていることでしょう。

ちなみに、オカラを不活性雰囲気で焼いて炭化ケイ素ウィスカーを作ったり、アンモニア雰囲気で焼いて窒化ケイ素にできるよーって特許 (特開平 04-97996)があります。

アロンアルファでおなじみの東亞合成です。

さて、豆腐と結晶の関係と言えば、なんといっても高野豆腐(凍み豆腐)

要するに凍結乾燥した豆腐なんですが、豆腐中で生成成長する氷の結晶って、フラクタル状になるんだそうです。ちゃんと調べている人がいるのよー*1。

樹枝状だからこそ水蒸気が抜けるチャネルが確保され、高野豆腐が首尾よく調製できるのでしょう。

この結晶粒サイズとフラクタルの次元は、冷却温度、冷却速度によって左右され、凍りついた豆腐でもゆっくりと結晶サイズが変わっていきます。

面白いですね。

*1:J. Agricultural Food Chem., (2002), 50(11), 3085-9.

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